幸福度
ネットサーフィンしていたら、メキシコの幸福度は高いという記事を見つけました。
2015年度版世界の幸福度ランキングで、メキシコは158カ国中14位という結果(ちなみに日本は46位)。
このランキングは、経済学者らが国民1人あたりの実質GDP(国内総生産)、健康寿命、社会的支援、人生選択の自由度、汚職レベルの低さ、寛容度を変数として幸福度を割り出したものだそうです。
これを見ると、メキシコと日本の差は、寛容度とディストピア(管理独裁、非民主、差別、格差)にありそうです。
寛容度については、わからない気がしないでもないです。
日本では男女平等指数の低さや民族的マイノリティーへの冷遇といった問題点はいくつも挙げられますが、
そもそもは「みんながこれが良いと信じている」ものを正しいとするとか、そういう窮屈さが往々にしてあるように感じます。
どちらかといえば、各自の判断ではなく「社会の判断」なるものを優先しているのではあるまいか。
逆にメキシコでは、もうちょっと様式を整えたらいいのではと思うことが多いですね。
例えば交通規則がそもそもあるんだかないんだか、信号よりも各自の判断が優先しますし、待ち合わせ時間に遅れたくらいでは誰も謝りません。
良く言えば、判断の基準が各自にあって、それを社会が許容しているとも言えるのかな。
日本で「ま、いいっか」ってばっかり言っていると適当な人間だから信用できないと思われがちですが、メキシコでは「ま、いいっか」でなんとかなります(たぶん)。
実感としても、寛容度は確かにメキシコの方が高いと感じます。
もう一つのディストピアについてはよくわかりません。
日本国民が実感としてよく分からない(幸福度を測る場合に障害だと感じていない)ということが、この指標に対する一番の反論な気がするのですが、、。
まあ、メキシコといえば治安の悪さで有名ですが、
治安が悪いからといって、国民が不幸という訳ではなさそうということですね。
メキシコ人の親密さ、オープンマインド、判断の自由さ、については大いに学んで行きたいところです。