チチェン・イッツァとセノーテ
カンクンに行ったらぜひ行きたい!と思っていたのが、
カンクンからタクシーで3時間弱。
1日雇ったタクシー運転手さんがとても気のいい面白いおじさんで、
車中色々冗談を言ってました。
アメリカ人のやつらは
「チチェン・イッツァをチキン・ピッツァって言うんだぜ!」とか。
きっとこのジョーク毎回言ってる(笑) でもおかげですぐ名前を覚えられました。
さて、この遺跡の概要ですが、
まず、チチェン・イッツァとはマヤ語で「泉のほとりのイツァー人」とか「井戸のほとりの水の魔術師」とかいう意味らしいです。
エリアは2つに大別され、
6世紀頃マヤ古典期最大の都市遺跡群「旧チチェン・イッツァ」と10世紀以降のマヤ・トルテカ文明による「新チチェン・イッツァ」から成ります。
なんでも、7世紀に隆盛を誇ったものの、その後王族が自らこの都を去り、一旦は歴史の舞台から姿を消したにも関わらず、10世紀になって再びマヤ人が戻り、戦闘部族トルテカ人の影響を受けてマヤ・トルテカ文明が興ったとのこと。
なんだか重層的な歴史を感じさせる遺跡ですね。
タクシー運転手のおじさんによると、
2007年に選定された「新・世界の7大不思議」の一つにも数えられているとのこと。
ほんまかいや!?と思って調べてみたところ、本当でした。
マヤの最高神ククルカン(羽毛のある蛇の姿の神)を祀る
ピラミッド(エルカスティージョ)の内部に生贄の心臓を太陽へ捧げたチャックモール像が置かれており、
この像の目にはめ込まれた翡翠が中国製であることが判明したため、古代史の謎となっているそうです。
マヤ文明は高度な天文知識を持っていたことで有名ですが、
実際に遺跡を見てみると、その知識をどのように獲得したのか、
なぜ建築物という形でそれを表そうとしたのか、本当に不思議な気持ちになります。
写真は、カラコルの前にて。
カラコル(カタツムリの意味)はマヤの天文観測台だったと推測されていて、
3つの窓から春分・秋分の日没と月没の最北線を正確に観測できるとのこと。
マヤ人は太陽と月の運行を完璧に理解していたと言われていますが、
毎日の観測の賜物なんでしょうね。
古代マヤ人がこの窓から毎日空を見ていたと思うと、なんだかロマンチックです。
(チチェン・イッツァをより詳しく知りたい方は下記が詳しいです。)
チチェン・イッツァ/メキシコ [世界遺産] All About
実際に行ってみて、すごく神秘的な気持ちになったのですが、
なんてったって、、暑い!ファミマのファミチキの気分です。
もうこりゃ水に飛び込むしかない!ということで、
近くのセノーテ(ik kil)へ!
またタクシー運転手情報ですが、
セノーテは恐竜絶滅の原因となった隕石の衝突時に形成されたとのこと。
これも調べてみたら、こんな記事を見つけました。
http://www.geocities.jp/acorn10jp/meteo.html
聖なる泉で遊んで古代マヤ人に睨まれたって構わない!暑いんじゃー!
どぼん、と飛び込んだら水が冷たい〜〜(><)あー
このセノーテは暗くてあまり青くはないものの、
植物が生い茂り、まさに神秘的、聖なる泉と呼ぶにふさわしい場所でした。
(飛び込み台とかあって、完全に観光スポットだけど)
行って良かった!大満足!
帰りはマヤ料理を食べ、montejoという地ビールを飲んで、
ぐっすりお昼寝して帰りました。帰りは流石に運転手も冗談も言わなかった(笑)
あーーー楽しかったです!